こんにちは、シュウトです。
ここ数年は特に、
「好きを仕事にしろ。」
「やりたいことを一つに絞れ。」
などというお偉い人の言葉をよく耳にしますよね。
これらの言葉は正しいかもしれませんが、僕はもっとテキトーでいい。そんな焦る必要はないと言いたいです。
今回は僕自身の経験談を交えながら、もっと気楽に生きるためのコツをシェアできればと思います。
自分を見失ってしまった学生時代
実際、僕自身も「好きを仕事にしろ。」「やりたいことを一つに絞れ。」という言葉にずっと悩まされてきました。
特に一年ほど前は、これらの言葉を意識するあまりひどく気持ちが落ち込んでしまいました。何にもないのに勝手に涙が出てくることも…。(いまはそんなことないですよ笑)
当時の僕は、理系の大学院に通いながら、服を作ったり、ファッション雑誌を作ったりとアパレルの活動もしていました。
アパレルをやっていたと言ってもまだまだこれからといった状態。アパレル一本に絞って生きていくには心許ない状態でした。
一方で、そんな僕の周りには、デザイナーとして個人事務所を持っている友人、音楽の世界で認められている歌手や作曲家の友人など、自分の好きや得意を武器にしているキラキラした人たちがいたのです。
僕はそんな友人を見て
「周りの友達は好きなことや得意なことを仕事にしているのに自分は一体何をやっているんだ。このままじゃだめだ。」
と思ってしまいました。
一度そう考えてしまってからは、自分の現状、至らなさに対する感情がどんどん加速していきます。前述したように、勝手に涙が出てしまうほど気持ちが落ち込んだのです。
「今は騙し騙しでいい。」
何もできなくなり、立ち行かなくなってしまった僕はこれは自分の力だけでは立ち直れないと思い、その道の信頼できる方にカウンセリングをしていただくことにしました。
また、カウンセリングと言っても簡単なものではなく、3時間ほどみっちりお話を聞いていただきました。
そしてその長い時間の中で僕の気持ちをスッと楽にしてくれたのが
「今は騙し騙しでいい。」
という言葉でした。
結果に直結しない、関係のないものは全て排除しなければならない。と周りが見えなくなっていた僕にとって、この「今は騙し騙しでいい。20代なんて方向性が抽象的だから不必要なものが入ってきてしまうのは当然。」という言葉がパッと視界が開ける思いでした。
好きだけを仕事にするのはとても時間がかかる。
周りの友人に一つのことで大きく結果を出していたり、社会的地位のある人に強い憧れを抱いている人は僕のように焦って周りが見えなくなってしまうことがあるかもしれません。
隣の芝はいつ見ても青いですよね。
でも、その人たちと自分を比べる必要はありません。
10代・20代のうちからこれで生きていくと思えるものを見つけれる人なんて1%もいないんです。
その人たちの真似をして同じことをしても楽しくないし結果も出ません。
とにかく毎日生きていくためには、一見不必要と思えることを騙し騙しする時間も必要でしょう。
いきなり一つに絞らなくていいんです。まずは自分の生活を安定させることを優先しましょう!
僕自身も今はサラリーマンをやって収入や精神面を安定させたうえで、アパレルを楽しくやらせていただいています。
もっと気長に、5〜10年かかってもいいんです。その中で自分の好きなことややりたいことをする時間を少しずつ増やしていきませんか?
それでも十分やりがいや楽しい時間を過ごせます。
まだ今は騙し騙しやってもいいんです。